おまめ日記

都内商社勤務の傍ら、築古アパート4棟32室を運営している兼業大家の雑記ブログです。

【遠隔運営ノウハウ】銀行法人口座について → ネット銀行活用のすゝめ

こんにちは。兼業大家のおまめ です。

商社マンとしてバンコク駐在生活を満喫しながら、遠隔で関東圏の築古アパート4棟31室+レンタルスペース1室を運営しています。

 

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前回は会社からタイ駐在の辞令を受けた時のお話をしました。今回はもう少し具体的な内容について触れていきたいと思います。

www.oh-mame.net 

 

前回の記事で列記した具体的なアクションは下記でした。

今回はその中でもお金に関する作業の自動化+ネット対応についてお話をしたいと思います。

今回の海外転勤に際しての準備で、不動産業界のネット対応の遅さやアナログ具合を改めて痛感しました。。

 

[不動産関連]

ー銀行、役所、管理会社など関係各所への報告

ー税金の自動引落し設定

ーネット銀行口座の開設と送金・引落口座の切替え

ー管理会社との遠隔運営に関する打合せ

ー清掃作業や雑務のシルバー人材センターへの外注

ー税理士への法人税務対応の依頼と預金通帳預入

ー税理士への個人税務依頼(納税管理人の指名)

ー法人の本店移転登記(親族住所間借り)

ー妻・弟の役員組入れと役員報酬設定(税務対策)

 

さて、現在僕が把握している法人で口座を作れるネット銀行は、下記の四行です(他にもあれば是非コメント欄で教えてください)。

 

楽天銀行

ジャパンネット銀行(21年4月からPay Pay銀行に…)

GMOあおぞらネット銀行

住信SBI銀行

 

ちなみに僕が開設時に参考にしたサイトはこちらです。めちゃくちゃ纏まっていて分かりやすいので、開設検討される際には是非読んでみてください。

sugu.site

さて、細かい説明は上記参考サイトにお任せするとして、僕が考える賃貸経営におけるネット銀行起用のメリットは、

(1)ネット口座維持費用の安さ(無料)

(2)入出金の確認の手軽さ+即時性+安さ

(3)税務処理の際に通帳が不要になる(CVSデータの提出で一発)

の3点に集約されると思っています。

 

記事中にも出てきますが、財務諸表や事業計画書に「メインバンク」として記載した時の信用度アップ効果は断然、都市銀行や地銀の方が上なのですが、実務面での使い勝手やコストメリットでは今やネット銀行に勝るものはないと思います。

 

特に、都市銀や地銀は個人へのネット口座やアプリはそれなりに対応しているのですが、法人口座に対して同等のサービスを提供している銀行は僕の知る限り皆無です。

また比較的口座開設のための審査や必要書類も緩いので、法人で賃貸経営をされているのであれば、1〜2行の口座を開設されることをオススメします。

 

この記事を書いている段階で僕はすでにバンコクにいるのですが、不動産関係の請求に対しては、毎回「秒!」で支払処理をしています。

不動産の世界はまだまだ古い業界なので、取引先が海外にいることに対する不安を感じていることも多いはずです。

誰よりも早く支払うことでお取引先に驚きと安心感を与えることが、今後のスムーズなサポートを得るために大切だと考えています。

そして、その必殺技を可能にしているのがネット銀行の法人口座です。wifiにさえ繋がっていれば世界の裏側にいても、その場で瞬時に入出金処理が可能です。本当に便利な世の中になったものです。。。

 

 

 

ちなみに、4行の中でどこを選んだの?という疑問が出てくると思いますが、僕は色々と悩んだ末に「GMOあおぞらネット銀行」と「ジャパンネット銀行」を選びました(面倒じゃなければ4行全て開設するのでもいいと思います)。

 

尚、GMOに関しては、海外でも使いやすそうなVISAデビットと、使用後に即1%が還元されることに魅力を感じました。アプリの見やすさや予約入金、口座の使い分けなど、ユーザビリティは文句のないレベルでした。

 

ただ、一点だけ致命的な欠点がありました。それはオリックス銀行を始め、多くの金融機関への返済自動引き落とし口座に使えない、という点です。

後から調べていて気付いたのですが、ネット銀行は「全銀連」という都市銀行や地銀からなる業界団体に加盟しておらず、オリックス銀だけではなく、日本政策金融公庫や地方自治体の自動引き落としや税金の自動支払いに対応していないケースが非常に多かったのです。

恐らく既存の金融機関の既得権保護のために締め出しをしているのでは?と想像されますが、いずれにせよ、自動引き落とし口座に使えないというのは海外からの遠隔運営にとって致命的な欠陥でした(後日談で、上記は住信SBI、楽天も同様でした)。

 

その難関を唯一クリア出来たのが、ネット銀行界の最古参であるジャパンネット銀行でした。

同行はオリックス銀行のホームページにある引き落とし可能金融口座に名を連ねており、入出金の流れをアプリから確認する、という僕の目的を達成出来るオンリーワンの金融機関でした。

 

というわけで、最終的にジャパンネット銀行に物件からの家賃収入とオリックス銀への自動引き落としを集約し、そこからの余剰金をGMOに移転して各種支払いや親族への自動給与払いを処理する、というスキームを組みました。

これで海外にいながら通帳記帳をすることなくお金の流れを把握し、低コストで且つ即時に入出金を行うことが可能になりました。

 

尚、一番最近購入したアパートはスルガ銀行の法人口座だったので、これは家賃収入と銀行への支払いを全て同行に集約しています(借入の際の必要条件)。

 

他に持っている個人の物件は入出金共にSMBCに集約していますが、これは個人口座なのでアプリもネット口座も充実していて無問題です。

 

 

簡単なノウハウですが、規模が大きくなるにつれてお金の流れをタイムリーに把握することは難しくなっていくと思いますので、国内在住の方にもオススメのテクニックです。少しでも参考になれば嬉しく思います。

 

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。ではまた次回の記事で!

 

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